パチンコ店で交換できる特殊景品って？一般景品に交換した方が得？

パチンコ店で交換できる特殊景品ってなに？

パチンコで獲得した出玉は景品カウンターで特殊景品に交換することができますが、この特殊景品とは一体どんなものなのでしょうか？
普段何気なく受け取って交換所に持っていく特殊景品ですが、その詳細について説明していきます。
また、パチンコ店には家電製品やオリジナルグッズをはじめとした一般景品も陳列されていますが、これらの正体についても触れていきましょう。

特殊景品＝金（金地金）

パチンコ店の景品カウンターで交換できる特殊景品ですが、普段何気なく出玉と交換していますが、一体どんなものなのでしょうか？
その正体は金（金地金）となっており、多くはプラスチックケースの中に純金のチップのようなものが納められているでしょう。
それでは、この特殊景品について詳細を見ていきます。

TUCショップなどで特殊景品を買い取ってくれる

パチンコ店で交換してもらった特殊景品は、東京都内であればあちこちに点在しているTUCショップに持ち込むことで買い取ってもらうことができます。
特殊景品はしばし特定のお店でしか買い取ってもらえないと思われていますが、実は中身の金だけを取り出して質屋や金買取ショップで買い取ってもらうことも可能です。
ところが、質屋や金買取ショップに持ち込むと、掲示されている買取価格によっては、TUCショップよりも低い金額で買取対象になることも。
また、TUCショップ以外の店に持ち込む際は、あらかじめプラスチックケースから金を取り出した状態でなければ査定対象にならないこともあるため注意しましょう。

特殊景品の買取価格は一定ではない

特殊景品はTUCショップなどで買い取ってくれますが、基本的に買取価格は一定にはなっておらず、時代の流れに合わせて変動することがあります。
まず大きな影響を受けるのが金の取引相場で、価格が高騰することによって金の価値が上昇していくと、特殊景品の買取価格も変動していきます。
また、生活に馴染み深い点として、消費税など増税が実際されることでも買取価格が変動することがあります。
特殊景品の買取価格が変動する可能性がある場合は、事前にアナウンスされるため気にする必要はありませんが、豆知識として覚えておくといいかもしれません。

一風変わった特殊景品も存在していた

特殊景品は主にプラスチックケースの中に金が封入されているものを指しますが、ひと昔前や地域によっては変わったタイプも存在します。
昔の特殊景品はボールペンやライター、香水といったようなものが特殊景品として扱われ、現在でも文鎮やしおりを使用している地域もあるかもしれません。
東京では金を特殊景品として扱っていますが、地方都市や一部地域では様々な種類の特殊景品が流通しているため、旅打ちの醍醐味にもなるでしょう。
しかし、近年ではボールペンやライターといった景品よりも、金などを使うようになってきており、見ることができる場所は限られてきています。

パチンコ店に陳列されている一般景品

パチンコ店で獲得した玉の使い道は、会員カードを作って貯玉をするか、景品に交換するかの2種類の選択肢があります。
景品には前述してきた特殊景品が交換対象として主流ですが、パチンコ店には家電製品や自転車といった一般景品も陳列されており、獲得した出玉で交換することができます。
実際に一般景品に交換している人はあまり見かけませんが、一般景品とは一体どのようなものなのでしょうか。
また、陳列されている商品は本物なのかと疑っている人もいるかもしれませんので、その詳細についても言及していきます。

一般景品は定価6000円以下の商品のみ設置可能

パチンコ店に並んでいる一般景品とはどのようなものなのでしょうか。
一般景品は風営法によって設置できる商品が決まっており、2018年2月から実施された規制によって、設置できる景品の価格は6,000円までになりました。
それまでは1万円（税込）までの価格の景品を設置することができたため、家電製品などを設置することが可能でしたが、今後は難しくなったと言えるでしょう。
また、一般景品として設置するには5品目以上500種類以上の商品を取りそろえる必要もあり、パチンコ店には意外と多くの一般景品が存在することが分かります。

一般景品は本物なの？それとも偽物？

関西弁には偽物を指す「パチモン」という方言がありますが、この由来はパチンコ店に設置されている一般景品が偽物であることからきているそうです。
しかしながら、パチンコ店内に設置されている一般景品は風営法によって厳しく定められており、「賞品として偽ブランド品を提供してはいけない」と明記されていることから、一般景品は全て本物でなければなりません。
風営法に違反してしまうとパチンコ店の営業停止処分などのリスクがあることから、多くのパチンコ店では偽物の賞品を設置することはまずありえないでしょう。
加えて言えば、専門の卸業者から一般景品を仕入れているため、もし仮に偽物の賞品を陳列していることになれば、大きなニュースにもなることが考えられますので、賞品の真偽を気にすることは杞憂であると言えます。

一般景品の価格はどうやって決められているの？

パチンコ店に並んでいる一般景品は、店側で設定された玉の個数に応じて交換できるシステムとなっており、各レートによって必要になる玉数が異なります。
交換玉数＝一般景品の価格となりますが、この値段設定について疑問を盛った方がいるのではないでしょうか。
店側で価格を自由に設定できると思われがちですが、風営法に基づいて上限は6,000円以下に定められているものの、一般景品の価格は市場価格に合わせる必要があります。
たばこが最たる例であり、420円のたばこを500円の価格で交換することはできません。
中には430円など端数が生じてしまう一般商品がありますが、多く受け取り過ぎた分は飴などの少額景品と一緒にして交換するのが一般的のようです。

特殊景品と一般景品のどちらに交換するのが一番お得なのか？

特殊景品と一般景品の詳細について見てきましたが、ここで気になってくるのが、どちらに交換するのがパチンコ店にとって不利益となるでしょうか。
一般景品に関しては一定の価格に基づいて仕入れを行っており、加えて市場価格と同額の交換玉数に設定しなければならないことから、生まれる利益は想像できるでしょう。
一方で特殊景品は専門業者から購入しており、利益を生むことはありません。
そのため、パチンコ店にとって最も不利益なのは特殊景品に交換することとなるのかもしれません。
パチンコ店における利益の生み出し方は、客にパチンコを打ってもらうことにあるため、多くの客を集客できることによって多くの利益を生み出しています。
また、これは客が現金投資をしていることが前提であり、貯玉で遊戯し続けることはパチンコ店にとってあまり好ましくないことも窺えます。

まとめ

パチンコ店で交換できる景品について見てきましたが、一般景品には風営法に基づいたルールで並べられているものが決まっていることが分かりました。
2018年2月から実施された新規性によって、一般景品の価格は上限6,000円までとなってしまったため、これまで設置されたZIPPOなどの賞品は姿を消しているかもしれません。
また、大型パチンコ店では一般景品のラインナップがとにかく充実しており、その内容はコンビニに匹敵するほどの充実ぶりを見せています。
子供用おもちゃだけでなく、日用品からお菓子、お酒など様々な商品に交換できるようになっているため、時間に余裕がある時は何が設置されているのか眺めてみると面白いかもしれませんね。