貯玉　-ちょだま-

会員カードを利用して出玉を貯めることができるサービス

「貯玉」とは、パチンコホールで獲得した玉、メダルを交換せずに日をまたいで利用するための仕組みのことを言います。貯「玉」という表現の場合、文字通り玉（パチンコ）の貯留に限定する場合もあります。その場合、メダル（パチスロ）に関しては貯「メダル」（貯メ）と区別した名称を用いますが、どちらの場合も貯玉で通用します。

サービスの利用にはホール会員登録が必須

「貯玉／貯メダルサービス」を利用するためには、まず各ホールの「貯玉会員」（名称はそれぞれ異なる可能性があります）になる必要があります。会員登録を行い、登録が完了すると会員カードを受取れるので、そのカードを使って貯玉をします。近年主流の拡大計数機を用いた方式の場合、会員カードを持っていなくとも出玉がICカードに記録されるため、そのままの状態で貯玉ができると勘違いしてしまうこともあります。

会員カード以外に記録された出玉データに関しては、そのままの状態でも再利用（実質的な貯玉再プレイ）が可能な場合もありますが、当日のみ有効なデータとして扱われることもあります。その場合、せっかく獲得した出玉が失われてしまう可能性があるので注意が必要です。ICカード内に残った残高の取り扱いに関して、精算のみ当日限定で再使用は問題なく可能な場合があるのと同じで、貯玉に関してもさまざまな取り扱いがあります。不要な失敗をしないためにも、具体的な仕組みをホールに確認することが大切です。

貯玉のメリット

等価交換のホールで遊技している場合には何の問題もないのですが、貸し出し金額と交換金額に差があるホールの場合は「現金遊技よりも実質的な投資金額が少なく済む」というメリットがあります。

たとえば、1玉4円で借りて3.5円で交換するホールの場合、玉を借りた段階（500円分の払い出し）ですでに17玉（142玉―125玉）損をしている状態です。金額にすると約68円損をしていることになります。このような状態を「換金ギャップ」などと呼び、差額を埋める必要があります。貸し出し玉数を減らす、貸し出し玉数よりも多くの玉を返却するなどいくつかの方がありますが、「現金で玉を借りた時点ですでにマイナス収支」になってしまう以上、当然収支がマイナスになりやすいです。

ところが、貯玉を利用することで現金投資によるギャップを解消することができるので、実質的な等価交換の状態で遊技することです。