出玉　-でだま-

これこそがパチンコ、パチスロを遊技する意義

「出玉」とは、文字通り「出た玉」という意味です。パチンコを遊技している場合であれば、大当たりなどで払い出された玉のうち「ドル箱」または「パーソナルシステム」で計数された玉の数を意味し、パチスロを遊技している場合であれば「所持しているメダル」を意味します。「玉」という表現を用いている場合、多くはパチンコで獲得した玉を意味していますが、パチスロで獲得したメダルも「出玉」と表現する場合があります。いずれの意味で用いられているのかは状況に応じて変化し、出玉を獲得しているからといって必ずしもプラス収支になっているという保障もありません。

パチンコ、パチスロともに「出玉率」が重要

パチンコ、パチスロを遊技している人の多くが考えていることは「勝ちたい」ということですが、現実的には遊技している多くの人が負けてしまっています。これは、ギャンブルを行っている以上仕方のないことではあるものの、中には半分以上勝っている人もいます。いわゆる「プロ」と呼ばれる人は特に頻繁に勝っているわけですが、素人とプロの大きな違いは「出玉率を参考に勝率（打つべきかどうか）をシミュレーションする」という点です。

たとえばパチンコの場合、大当たり1回当たりの出玉数はほとんど決まっています。「16R×10C×15個賞球」という設定であれば、総払い出し玉数は2,400個です。いわゆる「オーバー入賞」することで若干の変動はありますが、仮に1Rで1玉多く入賞したとしても240発（2,640発）プラスされる程度です。しかし、問題はこの玉数がそのまま獲得できる玉数になるわけではないという点です。

上記の計算は、「アタッカーに10玉入賞して払い出される玉数が150発（10C×15発）で、それが16R継続するので総払い出し玉数が2,400発になる」という計算です。しかし、実際には「1玉打ち出して入賞した場合には15発の賞球を獲得する」ので、10C獲得するためには少なくとも10玉を打ち出している状態です。つまり、10発打ち出してすべてアタッカーに入賞したとしても、1R当たりの払い出し玉数である150発（10C×15発）から打ち出し玉数10発を差し引いた玉数が「純増玉数」となります。これを16R分繰り返すことになるので、実質的な獲得玉数（純増玉数）は2,400発（大当たり1回の総払い出し玉数）から打ち出し玉数（最低160発）を引いた2,240発となります。