電チュー　-でんちゅー-

電チューとは

電チューとは、正式には「電動チューリップ」という主にパチンコの盤面中央上部、または中央下部に設置されている機構です。「羽」と呼ばれる二本のアームがパカパカと開閉し、入賞することでさまざまな抽選を受けることができます。ロボットが両腕をまっすぐ上に伸ばし、そこから左右に開くような動きをしますが、その様子が「チューリップ」の様だったことからこのように呼ばれています。ただ、正式に「電動チューリップ」と呼ぶことはほとんどなく、「電チュー」と呼びます。

デジパチの場合

デジパチ機で電チューが活躍する状況は、主に「電サポ（電チューサポート）中」です。大当たりが確変（確率変動）だった場合や時短に突入した場合に、一定回数もしくは次回大当たりまで継続する「電サポ状態」に突入し、この間は通常入賞口（ヘソ、チャッカー）の入賞に加えて電チューでの入賞分で抽選を受けることができます。「右打ち機」の場合は、電サポ中は電チュー入賞のみが行われる状態（通常入賞口へのイレギュラー入賞はある）になります。

電チューの開放は「スルー」で抽選が行われていて、打ち出した玉がスルーを通過することで「電チュー開放抽選」を受けることができます。要は、玉がスルーを通過したときに1つ目の抽選が行われ、そこで「電チュー開放当たり」を引くと電チューが開放する仕組みです。続いて電チューに入賞すると2つ目の抽選が行われ、ここで「当たり」を引くことでいわゆる「大当たり」を獲得できます。スルーの位置にもよりますが、通常遊技中にもスルーを通過する機種の場合は、通常時も電チューが作動することがあります。多くは「当選しても一瞬だけパカパカ動くだけ」なので、よほどちょうど良いタイミングで付近に玉がある場合にしか入賞することはありません。また、仕様上絶対に入賞しない作りになっているものもあります。

電チュー開放抽選の抽選（変動）時間や当選確率（いわゆる「小当たり」）を変化させることによって、通常時に電チューが数秒間開放される仕組みにしていたり、「羽」「ベロ」と呼ばれる特殊な電チューを開閉させることでアナログ抽選による大当たりを獲得するチャンスを作っている機種もあります。

羽根モノの場合

羽根モノにおける電チューは、基本的にほとんど活躍することはありません。最も基本的な羽根モノにはスルーや電チュー自体が設置されていませんが、中には電チューが大活躍する機種もあります。