同一フラグ 　-どういつふらぐ-

1つのフラグで複数の入賞役がある状態

パチスロ機種によっては、「あたかも同時に複数の小役が成立している」かのように見える場合があります。たとえば以下のような状況です。

『スーパーブラックジャックS777』・・・通常時のベルorチェリー
『キングパルサー』・・・通常時の角チェリーor中段チェリー
『吉宗』・・・BIGボーナス中のチェリーor松（1G連確定フラグ）、JACゲーム中の俵orリプレイ
『北斗の拳』・・・2枚チェリー（中段）or4枚チェリー（角）
など

たとえば『スーパーブラックジャックS777』の場合、ボーナス放出条件の1つに「小役の6連続」というものがあり、自力だったとしても6ゲーム間連続して対象となる小役を獲得（必ずしも「入賞」が必須ではない）することができれば、いずれかのボーナスを放出できます。この機種は、通常時ほぼ毎ゲーム何らかのフラグ（主にベルorチェリーの同一フラグ）が成立していて、「押し順ありベルorチェリー」「押し順なしベル」「押し順なしチェリー」の3つに大別され、このうち「押し順ありベル」以外が入賞（ベルorチェリーの場合は入賞必須）した場合にのみ、ボーナス放出契機である小役6連続の対象になります。

押し順なしの振り分けに当選した場合は何も考えずとも問題なし（チェリーを取りこぼしても可）ですが、押し順ありの振り分けに当選した場合は「ベルを回避する押し順」を正解させる必要があるため、これを完全自力で6連続させるのは至難の業（理論値1/4189）です。そのため、「RC（リオチャンス）」という小役連続をナビする機能が存在し、これによってボーナスが放出します。

すべての同一フラグ搭載機種がこういった仕組みを採用しているわけではありませんが、「ゲーム性の1つ」として同一フラグを活用している機種がたくさんあります。

過去には「同一フラグコピー打法（コピー打法）」という攻略法もあった

5号機規定では同一フラグが禁止

4号機までは認められていた同一フラグですが、5号機規定では認められていません。「1つのフラグに対応する図柄は1つ」となったことにより実質的な同一フラグの採用が不可能となったことが理由です。その後、「同一の性能を持つ図柄」に関しては1つのフラグに複数割り当てることも可能となったため、たとえば「BIGボーナス当選時は赤7or青7のどちらでも揃えられる」という仕組みを採用している機種もあります。

同一フラグが禁止となってしまった代わりに「同時当選」という機能が生まれたわけですが、1つのフラグを分割する仕組みではなく、同時に複数のフラグを立てることによって同じニュアンスを表現しています。