擬似ボーナス -ぎじぼーなす-

擬似ボーナスとは

特徴として、図柄を目押しで揃えなくともボーナスが入賞します。そして、AT、ARTをボーナスに見立てていることも特徴です。

擬似ボーナスと純正ボーナスとの違い

まず、純正ボーナスとは｢図柄を揃えなければ入賞せず、払い出し枚数も決まっている｣ものです。想像しやすいのは、ジャグラーなどのAタイプに搭載されているものがこれにあたります。

では擬似ボーナスとは何なのでしょうか。やはり、擬似というだけあるのでボーナスとは違います。ここは区別が必要です。

例えば、｢〇〇ラッシュ｣｢〇〇ボーナス｣などという名称で、｢右から狙え！！｣というようなナビが付いているものが擬似ボーナスになります。

どういうことかと言いますと、まずその本質はATやARTをボーナスに見立てている、ということです。ですので、特別図柄を揃えなくとも(目押しが失敗したとしても)入賞します。

では、入賞契機は何か？というと、この｢右から狙え！！｣というような、押し順ナビです。これを押し順通りに消化することで入賞してくれます。

また、純正ボーナスとは違い突き詰めてしまえばATであったりARTであったりするので、獲得枚数も若干の変動があります。小役の規定回数や、規定獲得枚数を超えることで終了します。

なぜ擬似ボーナスが必要なのか

例えば、AT機で考えてみると、通常時からボーナスが確定している状態だから、という理由があります。

つまりどういうことか？と言うと、ボーナス確定状態であり続けることでリプレイ高確率にしているからです。

そして、そのボーナスが入賞してしまうことを防ぐ為に｢順押しのみで、変則押しはペナルティ｣というような規則が設けられていることが多いのです。

そして、そうしたボーナスが既に存在しているために｢擬似｣ボーナスが必要となりました。これが、擬似ボーナスが生まれた経緯です。

擬似ボーナスがあることで出来ること

擬似ボーナスには、純正ボーナスのように獲得枚数の規定がないので何枚にも設定することができます(機械割はそれに合わせる必要があるので、通常時が重くなるなどはこれによるものです)。

ただし、目押しが不要であるので(ミリオンゴッドシリーズ、バジリスク絆など)単純なパチスロとしての遊技性は落ちてしまうというデメリットもあります。

ですが、このような背景からAT機は他のものよりも荒く一撃性の高いものだとされています。

現在は、そのようなゲーム性が射幸性を必要以上に煽っているとされAT機の販売は出来なくなっています。