空回し　-からまわし-

空回しとは

レバーオンしてから、ストップボタンを押さずにリールを回し続けることを指して言います。

空回しで起きること 4号機

この時代での空回しはユーモアのある使われ方を良くされていました。

例えばトイレに行く間に空回ししておき、戻って来た頃にリーチ目が出ている……その後、普段は見られないような珍しいものが揃うことがありました。

ですので、そうした楽しみ方のひとつとして利用されることもあったのです。また、1万円札の両替や他の台を探すなどの意味合いもありました。

さらに、｢オート外し｣と呼ばれるシステムもありました。これは、リプレイ外しを要求された際に空回しをすることで、自動停止させると勝手にリプレイ外しをしてくれる、というものです。

また、特定の役を引くと終了するチャンスゾーンなどで、子役察知をしながら終了のピンチの際に空回しをして無理やり継続させるなどの荒業もありました。

空回しでおきること 5号機～現在

現在では空回しで自動停止した際に、｢小役成立時に小役が自動停止で揃う｣ことが出来ません。これは規制によるものです。

スロットの名称は｢回胴式遊技機｣なのですが、空回しによって勝手に小役が揃うと技術介入の一切ない遊技と呼べないものになってしまうとされた為です。

その為に、現在は｢リールを止めてください｣という画面表示がされるか、｢何も揃わずに自動停止する｣かのどちらかになっています。

ジャグラーなどは後者で、たとえレバーオンで小役が成立していたとしても強制的にハズレになります。しかしながら、ボーナスの抽選は通常通りに行っているためか空回ししてゴーゴーランプを光らせておく、といった4号機時代に見られたトイレ目(当時はトイレに行って戻ってくる頃にリーチ目を空回しで出しておくことを、トイレ目などと呼んだ)的な楽しみをしているユーザーも見られます。

しかしながら自動停止する台はほとんどなく、今では｢〇〇分経過リールを止めてください｣というように表示されるようになっています。

4号機以前で出来た空回しを利用した目押し

クランキーコンドルなどがこれに当たりますが、レバーを下げ続けているあいだは永久的にリールが回り続けます。

これを利用し、一瞬だけレバーを戻してリールを1つずつ止める、という目押しの方法がありました。これは普通に目押しが出来る方であれば誰でも可能なものでしたが、特にバラエティ性以外でのメリットはありません。