レア役 　-れあやく-

遊技中に成立する小役（フラグ）の中でも成立頻度が低いもの

パチスロに搭載してあるフラグのうち、通常遊技中、頻繁に成立するものをメイン小役と言い、成立頻度が低いものを「レア役」と言います。呼び方は必ずしも決まっているわけではなく、レア小役、レアフラグ、チャンス役やチャンスフラグなどさまざまです。主な呼び方としてはレア役またレアフラグですが、特に攻略雑誌の方針で表現方法が変わります。

“取りこぼし”の可能性があるので注意が必要

どのような打ち方をしても（ほぼ）必ず獲得することができるメイン小役に対し、レア役は必ずしもそうではありません。機種によっては目押し不要で必ず獲得できる仕様もあれば、シビアな目押し（ビタ～2コマ程度）を求められる仕様もあります。

一応、5号機の規定によって成立フラグは最大限（おおむね4コマ）に引き込むようになっていますが、それ以上離れている箇所でストップボタンを押してしまった場合は引き込むことができません。その結果、フラグは成立しているのにリール上に対象図柄が並ばない状態、いわゆる「取りこぼし」が発生する可能性があります。ただし、フラグの配列（並び順や対象となる図柄）は多様性を持たせることができるため、一見すると取りこぼしのように見えても獲得できている場合もあります。フラグ成立＝出現（リール上に分かる形で停止）するとは限らないということも頭に入れておきましょう。

ボーナス当選、AT／ART当選、上乗せ当選などのメイン契機

パチスロのフラグは、それぞれが何らかの意味（役割）を持っています。メイン小役（ベルやリプレイなど）の主な役割は、通常時のコイン持ちアップ（ベース値）程度しかありません。しかし、レア役の役割はコイン持ちアップ、状態移行、ボーナス抽選、AT／ART抽選、上乗せ抽選、特化ゾーン抽選など多岐にわたります。ただし、機種によってはメイン小役にも同様の意味合いを持たせている場合があります（小役重複抽選メインのAタイプ機など）。

フラグ例

・単独フラグ
チェリー、スイカなどのレア役フラグが単独で成立する形。成立した時点で何らかの影響（抽選）を受けることが多い。（例、ATおよびART抽選、CZ抽選、状態アップ抽選など）

・ボーナス重複フラグ成立
レア役フラグ成立時、同時にボーナスフラグも立っている状態。リール上でチェリーやスイカなどが停止し、直後（数十ゲームかかることもある）にボーナスが告知される。成立した時点でボーナス当選が確定するが、それだけに止まらず単独フラグ同様の抽選を行う場合もある。