リプレイはずし

5号機では見られなくなった「出玉獲得の重要技術」

「リプレイ外し」とは、主にボーナス中に行う出玉獲得、出玉増加に関する重要な技術です。現在の5号機では見られなくなってしまった技術ですが、それでも5号機初期にはいくつかの機種でリプレイ外しが必要でした。ただ、それらは純粋なリプレイ外しとは違い、「リプパン外し」と呼ばれる技術で、根本的な意味合いは違います。ちなみに現在（2018年）でも、『ハナビ』や『バーサス』にはこのシステム（リプレイ外し）が採用されています。

4号機時代のリプレイ外し

4号機時代は、多くの機種が「Aタイプ」または「Bタイプ」という区分でリリースされていました。これらタイプごとの違いは別途説明するとして、Aタイプの場合は3回のボーナスゲーム、Bタイプの場合は2回のボーナスゲームを消化するとボーナスが終了してしまうため、できる限りこれを引き延ばすことで出玉を増加させられる可能性があります。

Aタイプの場合は、「30ゲーム消化または3回のボーナスゲーム消化で終了」という規定があり、Bタイプの場合は「30ゲーム消化または2回のボーナスゲーム消化で終了」という規定があったわけですが、いかに30ゲームギリギリでボーナスゲームに突入させるのかが重要なポイントでした。この仕組みにはいくつかのパターンがあり、「ボーナスゲーム突入フラグ成立時に入賞させなければ権利が失われてしまうパターン」と、「成立したボーナスゲーム突入フラグをストックして持ち越すパターン」がありました。

リプレイフラグを持ち越さないタイプの場合は、できる限り30ゲームに近付けながらここぞというタイミングで入賞させてボーナスゲームに突入させますが、持ち越しタイプの場合は持ち越し続けられた場合には必ず30ゲームを消化することができます。

リプレイ外しの方法としては、「逆押し」で自動的に外すことができる機種もあれば、「ビタ押し」を駆使しなければ100％外すことができない機種もありました。

5号機時代のリプレイ外し

5号機時代に突入して最初に登場したリプレイ外しのシステムは、「リプパン外し」と呼ばれるものでした。RT中に「パンクフラグ」が成立した際、その入賞を回避することによってRTを延命させることができ、それによって出玉のロスを抑えることができました。しかし、規定改正によってこのシステムが有効ではなくなったことにより、『HANABI』のような「逆押し2コマ外し」でのリプレイ外しが登場しました。