裏モノ　-うらもの-

裏モノとは

普通のパチスロ台の基盤を違法改造し、ありえない連チャンやハマりを繰り返すようにゲーム性を改造されたもののことを指して言います。

裏モノの性能

例えばAタイプを裏モノ化したとしましょう。すると、設定6でも1日に2、3,000枚程度プラスになればいいところを、裏モノだと万枚以上プラスになったりします。

なぜか？というのは、｢一定数のハマりの後の強力な連チャン｣による出玉の強化にあります。

例えば1,000ゲームハマるとその後に必ず30連チャンする、とかです。もしもBIGの獲得枚数が350枚だったとしても、ほとんど万枚が出る計算です。

裏モノの歴史

これらの裏モノは、パチスロの初期から4号機まで流通していましたが5号機では規制の強化からその姿はほとんど見られなくなりました。

一部で、ゲームセンターなどに基盤改造したものが設置してある事もありますが、ホールで見ることはないと言えます。

これは、規制に伴い｢通報体制が整っていること｣が要因です。例えばユーザーもこうした裏モノを見つけたり、裏モノとまでは行かなくとも故障やバグなどがあればすぐに報告するでしょう。

また、店舗同士でもそうした事が行われていればすぐに通報し合います。これは、かつてはそれぞれの店舗で裏モノを設置していた際には黙認し合っていましたが、今ではどこも置けません。そんな中、真面目に営業しているのに裏モノを設置されればお客さんが不正に流れてしまいます。

5号機以降ではその姿はほとんど見ることは出来ないでしょう。

裏モノはどこで改造されるのか

パチスロは、

メーカー
↓
販社
↓
ホール

という順番で流れていきます。主にメーカーが台を作り、販社がそれを販売し、ホールへとたどりつく、という流れです。

しかし、販社が｢このパチスロは売れない｣と判断するとそこで裏モノ化してしまっていました。というのも、大量に売れ残ると在庫余りという形で損失になるのは販社だからです。

ゲーム性が面白くなくとも、裏モノであれば打つ人は多くいました。ですのでホールも購入します。こうして在庫余りを防ぐ意味合いとして作られていたのです。

ちなみに昔、メーカーが作成する時点で裏モノ化するという事件が起きました。この際はメーカーは潰れ、責任者が逮捕されるという事で収束していきましたが、これは本来の｢販社が、メーカーが作ったパチスロが面白くなさそうで、売れないだろうから売れるように改造する｣という意味合いとは大きく違ったものでした。