呼び出しランプ　-よびだしらんぷ-

店舗スタッフを呼び出すための目印

「呼び出しランプ」（別名：コールランプ)は、文字通りホールスタッフを呼び出すための設備です。基本的にはパチンコ、パチスロ各台の上部（頭上）に設置されていて、「呼出」「CALL」などの文字が印字されているボタンを押して使用します。ボタンを押すと呼び出しランプ本体ならびに通路に設置されたランプが点灯や点滅し、それによってホールスタッフが察知します。

ホール内を巡回しているホールスタッフは、通路上に設置されているランプの点灯を発見して「呼び出されている通路（ボックス）または列（シマ）」を確認し、その通路または列にある呼び出しランプで個別の場所を特定します。

形状や形式にはさまざまなものがありますが、現状、呼び出しランプ単体で設置されることはまずありません。ほとんどは「データカウンター」などと呼ばれる遊技履歴を確認できる機器と一体化していて、データカウンターに呼び出しボタンが設置されています。ボタンを押すことでデータカウンターの周囲が点灯や点滅して呼び出しを知らせますが、データ表示部（液晶画面）に「呼出中です」「少々お待ちください」などの文言が表示されたり、呼び出しボタンを押してからホールスタッフが対応するまでの経過時間が表示されたりするものがあります。

基本的な使い方

呼び出しランプを使用するシチュエーションとは、主に「遊技台に異常が発生」した場合です。たとえば、次のようなものがあります。

≪パチンコ≫

・遊技中に玉が出てこなくなってしまった場合（玉詰まり）

・盤面上に玉が詰まってしまって通常の遊技ができなくなってしまった場合

など

≪パチスロ≫

・メダルが詰まってしまったり、投入したメダルを台が通常に検知できなかったりした場合（ホッパーエラー）

など

≪共通≫

・休憩をとる場合

・遊技を終了する場合（パーソナルシステム、各台計数機以外）

・スタッフに用事がある場合

など

そのほか、「不正や違法行為を発見した場合」にも使用できます。いわゆる「ゴト行為」を行っている人を見つけた場合、台を殴る蹴るなど暴力的な行為を行っている人を見つけた場合やそのほか迷惑行為を行っている人を見つけた場合など、自分自身で対処できない場合にホールスタッフを呼んで問題を解決してもらいます。

基本的には「遊技をする上で問題が発生した場合」「出玉が多く持ち運びが大変な場合（特にパチンコ）」「（食事）休憩を取得したい場合」に使用するものであり、それ以外の状況で使用することはあまりありません。