宵越し -よいごし-

前日（以前）の結果を受けて立ち回る方法

「宵越し」（よいごし）とは、当日ボーナス回数0回の台（パチンコ、パチスロ）に対して、当日のみならず前日やそれ以前の消化ゲーム数や状態などを考慮して立ち回る方法です。現在あるパチスロ機種の中で宵越し狙いができるものは多くありませんが、過去には非常に有効な手段となる状況がありました。また、必ずしも他人が遊技した結果を受けて宵越しを狙う必要はなく、自身で翌日に向けた「仕込み」を行う方法もあります。

狙うべきポイントをしっかりと把握する必要がある

「宵越し」を利用した立ち回りでは、主に「前日止めゲーム数から美味しい（ボーナス当選の可能性が高い）ゾーンだけを狙い撃ちする」という形で行います。目標とする根拠は「天井」でも問題ありませんが、狙うべきポイントは大きく分けて「期待度が高いゾーン」「必ず何らかに当選するゾーン」の2つです。

たとえば、4号機時代に大きな人気を博したパチスロ『巨人の星』（Bタイプ）は、前日の最終ゲームRT数が翌日も引き継がれています。電源のオン、オフのみの場合は前日のRT数が引き継がれますが、設定変更を行った場合は新たに規定ゲーム数がセットされるような仕組みになっている機種が大半です。これにより、朝一にリセット後の早いボーナス当選を狙う立ち回り（朝一リセットモーニング狙い）が一般的でしたが、一部の機種は設定変更後も前日最終RTゲーム数を引き継ぐ仕様になっていたため、この特徴を利用して「前日最終ゲーム数（止めゲーム数）＋当日消化ゲーム数を合わせてゾーン、または天井を狙う」という立ち回りが可能です。

現在、5号機の中でこうした特徴がある機種は『バジリスクⅡ』などで、比較的強力な天井性能があるので積極的に狙う価値があります。そのほかの機種でも宵越し狙いをすることはできますが、設定変更時にゲーム数がリセットされてしまうことや店舗の特徴（クセ）を把握していないと、逆に期待値の低い部分ばかりを打つことになってしまいます。

必ず宵越しが狙えるわけではない

前述したとおり、宵越し狙いは「状況判断」が大きなポイントです。設定変更の有無に関係なく狙えるゲーム数が存在する機種であれば問題はありませんが、設定変更でリセットする機種に関しては「店舗の特徴（クセ）」「打ち出し後の状況判断」などを加味して、宵越し狙いが可能な状況なのかどうかを判断する必要があります。ただ、明らかに宵越し狙いの魅力が大きい状態（天井間近など）ではリセットの可能性が高いため、逆にリセット後の良い状態を狙う立ち回り（リセット狙い）を行うことも可能です。