大当たりは全て運次第？パチンコのクルーンの秘密を紹介

クルーン役物はパチンコ玉の動きが大当たりを左右する

昨今のパチンコはスタートチャッカーに玉が入賞することでデジタル抽選が行われるようになっており、入賞した瞬間に大当たりかどうかが決定しています。
このようなタイプが主流になる以前は、Vゾーンと呼ばれる大当たりの穴に玉が入賞することで大当たりになる機種が一般的であり、一撃数千発の連チャンを獲得できるものまでありました。
いくつかの関門をくぐり抜けて、皿状の役物に1～3個の穴をあけたクルーンに設けられたVゾーンにたどり着くまでの様子は、デジタル抽選に慣れ親しんだユーザーでもドキドキハラハラすることは間違いありません。
今回はそんな玉の動きに一喜一憂できるクルーンについて説明していくとともに、クルーンを搭載したパチンコを紹介してきましょう。

クルーンに入った玉は全て運次第なの？

玉の動き一つで大当たりかどうかが決定されるアナログなパチンコは、デジタル抽選が主流になっている現在においても人気を博しています。
クルーンに設けられた複数の穴から大当たりの穴に入るかどうかのドキドキ感は格別な瞬間であり、大当たりとなれば一気に喜びも爆発します。
そこで気になるのが、クルーンに入った玉は全て運次第であり、遠隔操作やあらかじめ大当たりかハズレかが決まっているのではないかということではないでしょうか。
クルーンに関する疑問や謎について説明していきますのでご覧ください。

台の寝かせ具合で入賞率が変化

一般的にクルーンを搭載した役物機になれば、クルーンに入った玉は全て運次第で大当たりかどうかを決定します。
しかし、実際に打ってみると同じ機種なのに大当たり確率が大きく違っている状況に出くわすこともあり、本当にガチ抽選が行われているのか疑心暗鬼になるでしょう。
実はクルーン内の入賞率は変化を付けることができ、台の寝かせ具合で可能になります。
寝かせというのは、簡単に言い換えると台の傾き具合で、前後左右へと台を傾けさせることにより、役物内の玉の動きに変化を加えることができるのです。
そのため、より軽い大当たり確率になっている台は寝かせが最適な状態になっていると考えることができ、より勝ちやすい台であると予想することができます。

『演出の一つとして使われているものも存在』
クルーン役物を搭載している機種の多くはガチ抽選で大当たりを決定していますが、液晶演出と組み合わせた機械になると、クルーン役物での抽選を演出の一つとして取り入れている機種も存在します。
つまり、クルーン役物はあくまで演出であり、出来レースになっている機械があるのです。
そういった機種については、クルーン内の玉の動きが不自然な動きをするため、すぐに見抜くことができますが、初打ちでその事実を知ってしまうと残念な気持ちになります。
そのため、液晶演出を搭載している機械に関しては、クルーン役物の演出に発展したとしても、出来レースの可能性を疑っておくといいでしょう。

実は出来レースだった機種

まずは出来レースによるクルーン役物の抽選が行われている機種を紹介します。
あくまでスタートチャッカーに入る玉で大当たりかどうかを抽選しているため、クルーン役物でハズレに入賞しても気を落さなくて大丈夫です。
しっかりと大当たりフラグが立っていれば、図柄が揃うもしくはクルーン役物による大当たりの告知が行われるようになっているため、玉の行く末に注目していきましょう。

『ぱちんこ攻殻機動隊SAC（サミー）』
『北斗の拳シリーズ』でお馴染みのサミーから登場した『ぱちんこ攻殻機動隊SAC』では、「ジャッジメント」という演出に発展すると、液晶裏に隠されたクルーン役物演出に発展します。
ノーマルルートとスペシャルルートのどちらかに玉が振り分けられ、スペシャルルートに行けば大当たり期待度が急上昇するため熱くなれます。

『南国育ち羽根（平和）』
平和から登場した『南国育ち羽根』は、主に「キュインチャレンジ」から大当たりを目指すゲーム性となっています。
「キュインチャレンジ」では第1関門として回転体をクリアし、その次の第2関門でVゾーンに玉が入賞すれば大当たりという流れになっています。
一見すればガチ抽選のように見えますが、羽根の開放タイミングや第1関門のクリア具合までのタイミングが機械によって管理されているため、すでに大当たりかどうかが決定してしまっているようです。

『Another（藤商事）』
藤商事の『Another』は、通常時・連チャンモードの両方でクルーン役物を使った大当たり抽選が行われていますが、専用演出に発展した場合はVゾーンへ入賞するかどうかがすでに決まってしまっています。
クルーン役物内では回転体のスピードが速くなっていて一見して分かりにくくなりますが、よく目を凝らしてみれば、ハズレ時はVゾーンのフィルターのようなものが覆われていることに気づくため、少しガッカリしてしまう瞬間となります。

全ては運次第！ガチ抽選が行われている機種とは？

クルーンによるガチ抽選が行われていない機種が存在している中、下記で紹介する機種に関しては、クルーンによるガチ抽選が行われています。
結果は打ち手の運次第となっているため、この上ないドキドキ感を味わえることは間違いなく、Vゾーンに入賞した時の喜びも格別なものがあります。
一体どんな機種がクルーンのガチ抽選を行っているのか、さっそく紹介してきましょう。

『天龍∞（マルホン）』
マルホン工業から登場した『天龍∞』は、まるでギャンブル漫画『カイジ』に出てきた沼を彷彿させるような作りとなっています。
盤面中央に取りつけられているのは3段クルーンとなっており、3つのクルーンを突破することによって最大7,000発の出玉を獲得することが可能。
各クルーンを突破できるかどうかの期待感は説明不要であり、3段目もクリアしてVゾーンに入賞した瞬間は自然と握りこぶしができているでしょう。

『倖田來未5（SANKYO）』
SANKYOの歌パチで高い人気を誇っているシリーズ最新作『倖田來未5』では、大当たり抽選はデジタルによって行われています。
『倖田來未5』では大当たりラウンド数をクルーンによって抽選しており、4つの穴はBIGとSMALLに振り分けられ、入った場所でラウンド数が変化していきます。
そのため、運が良ければ連チャン中ずっと最大ラウンドを獲得できることもあり、一撃で大量出玉を獲得することも不可能ではありません。
また、『倖田來未5』以外にも、初めてガチ抽選クルーンが搭載された『モーレツ宇宙海賊』も同様のシステムとなっているため、大当たりの偏りを玉の動きに委ねてみてください。

『天下一閃（Daiichi）』
近年の一発台人気の火付け役となったのがDaiichiから登場した『天下一閃』です。
クルーンに侵入するまでの関門はハードなものとなっていますが、一度クルーンに玉が入ると、激しい玉の動きに一喜一憂することは間違いありません。
クルーンに滞留する時間が2～3分以上になる時もあれば、10秒経たないうちに大当たりを獲得できるなど、様々な玉の動きを見ることができるため、アナログ抽選好きには堪らない一台と言えるでしょう。

まとめ

クルーンで行われている抽選は機種によって異なりますが、玉の動き一つで大当たりが左右されるというアナログな部分は、今もなお多くの人を熱くさせています。
ガチ抽選が行われている機種であれば、たった一つの玉に夢中になることは必至であり、動き方だけでなく大当たりの仕方などで盛り上がることができるため、楽しみは尽きません。
中には出来レースとなっている機種もありますが、それでもよりガチ抽選に見えるように工夫していることから、いずれにしても玉の動きに興奮できるはずです。