パチンコが検定を受ける理由とは?どんな検査が行われているの?
パチンコは検定に合格して初めて販売できる
メーカーが開発した新機種は、完成すればすぐに販売できるようになっておらず、必ず検定試験に合格してからでなければなりません。
また、検定で適合を受けた後は管轄する都道府県の公安委員会から認定を受けてからホールに導入できるようになっており、新台が世に登場するまで様々な課題をクリアする必要があります。
今回はパチンコの検定試験について触れていき、どういった試験が行われているのか、また2018年2月から実施されたパチンコに関する新規性の内容を紹介していきます。
検定の試験は保安通信協会が実施
パチンコの検定試験は国家公安委員会の指定試験機関である一般財団法人保安通信協会が実施しており、メーカーが開発した新機種は必ずここを通ることになっています。
パチンコ機が試験を実施する理由は、その機械が射幸性をそそる恐れのない遊技機であることを満たしているかどうかを確認するためで、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に明記されています。
一体どんな試験が行われているのかが気になるところですが、パチンコ・パチスロが受けている試験内容について迫ってみましょう。
どういった試験内容が行われているの?
保安通信協会で実施されているパチンコの検定試験ですが、パチンコに興味を持っている人や詳しい人になると、どんな試験が行われているのか気になるでしょう。
残念ながら検定試験でテストされている内容は非公開となっており、誰もその詳細を知る由はありません。
ただ一つ分かることは、毎年のように話題に上がる新規性や内規に適合しているかどうかの検査が行われていることで、基準を満たさなければ不合格になるでしょう。
また、試験の段階もいくつかに分かれているようで、書類の段階で不適合になることもあれば、試射テストで不適合になるなど様々なケースが想定されます。
全ての試験で適合ということになれば晴れて検定通過となり、新機種が最新台として販売・導入できるようになります。
内規に適合すれば検定試験をパスできる
保通協ではどのような試験が実施されているのか、その真相は闇の中にあると言えますが、ただ一つ分かる点は一定の基準を満たせば適合ということになります。
パチンコやパチスロは一定間隔で内規の規制や緩和が繰り返されており、その都度メーカーは創意工夫を凝らして新機種開発に取り組んでいます。
また、一回の検定試験を受けるためには数十万から数百万まで必要になると言われており、メーカーとしても一発で検定をクリアできるように開発を行っているとのこと。
出玉面やスペック面に関する基準だけでなく、液晶演出のバグも検定不合格と原因となるため、各メーカーは品質管理を徹底しながら機種開発を行っていることが窺えます。
2018年2月から実施されたパチンコ規制の内容とは?
パチンコ・パチスロの歴史は内規に関する規制と緩和を繰り返しており、その都度、新しいシステムや斬新な遊技性が誕生しています。
特に2018年はパチンコ・パチスロに対して厳しい規制が実施されることで大きな話題となっており、打ち手からすればその内容は気になるでしょう。
そこで、2018年2月からの検定試験で適用されるパチンコの規制内容について紹介していきますので、どのように変化していくのかを確認してみてください。
パチンコ大当たり出玉数の上限
2018年2月から実施されるパチンコの新規性で一番注目されている内容が、これまで大当たりの最大出玉数が2400個だったのに対し、新内規では1500個が上限になったことです。
これによって、一撃万発以上の出玉を獲得することがさらに困難になってしまい、多くのパチンコファンからは悲しみの声が多く上がりました。
これに伴って確変継続率の上限引き上げが実施されるのかと思いきや、新内規でも確変継続率は最大65%のままとなっているため、投資が膨らむと回収できる見込みを無くなってしまうことになります。
パチンコ大当たりラウンド数の上限
大当たり出玉数の上限が減ったことを受けて、ラウンド数の上限も16ラウンドから10ラウンドまで下がってしまうことになります。
15個賞球×10カウント×10ラウンドがスペック上の最大表記となり、これによって大当たり消化時間の大幅短縮が見込めるでしょう。
しかしながら、以前までは2400個の出玉を獲得できたことが喜びであり楽しみであったことから、ラウンド数の減少は楽しい時間をあっという間に消化することと同義。
大当たり出玉数の上限が1500個までとなってしまった影響で、パチンコ店ではより通常時を消化している時間の方が多くなってしまうかもしれません。
新たな出玉試験が追加
遊技には直接的な影響はありませんが、パチンコの検定試験において新たな試験項目が追加されることが決定しています。
これまで1時間試験と10時間試験というものが実施されており、1時間以内の出玉率300%未満であること、10時間以内の出玉率は50~200%の範囲に収まることが適合の条件とされていました。
ここに新しく追加されたのが「4時間試験」となっており、さらに1時間における出玉率は33~200%、10時間試験では50~133%の範囲に収めなければなりません。
今回のパチンコ規制では、4時間で5万円以下の出玉量に抑えることが最重要事項となっているため、出玉性能の大幅ダウンがここからも窺い知ることができます。
パチンコ台も6段階設定が可能に
パチンコにもパチスロのような6段階設定が認められるようになりました。
これはかねてから業界でも噂されている封入式パチンコに関する新内規と考えられており、釘調整が不可能な封入式パチンコは出玉を設定で調整しようというもの。
パチンコにも設定が導入されることになれば、新たに出玉の波が生じ、パチンコを打つユーザーも収支が安定し無くなることが予想されますが、当面は設定を搭載した新機種が出る気配はない様子。
かつては権利モノとして一世を風靡した「大工の源さん」のように、通常時の大当たり確率と確変時の大当たり確率が設定で大きく変わる時代が再び来るのかもしれません。
4時間の遊技における出玉払い出し数の制限
今回の規制では、4時間の遊技において出玉の払い出し個数を発射総個数の1.5倍未満という内容も存在しており、これはあまりピンとこない人が多いでしょう。
これまでパチンコ台では1分間に射出できる玉の数は100個までという制限がありました。
1時間打ち続けた状態であれば約5,000個の玉を射出することになりますが、今回の規制内容と照らし合わせると、4時間で3万個以上の出玉払い出しを行ってはいけないことに。
出玉払い出し数は大当たり時に払い出される出玉はもちろん、スタートチャッカーやおまけポケットなどから払い出される玉数も含まれているため、せいぜい4時間で2万発前後の出玉が上限となりそうです。
これにより、パチンコでは短時間勝負で一気に出玉を狙うという立ち回りが難しくなると想像でき、よりシビアな勝負が求められるようになるでしょう。
まとめ
パチンコにおける検定試験や2018年2月から始まった新内規の情報をまとめましたが、新規性によってパチンコで得られる楽しみや喜びは大きく失われたと言えるでしょう。
しかしながら、新内規に適合したパチンコが登場するかといって、現在もパチンコ店で稼働をし続けている機種が消えていくことはありません。
ただ、新内規に適合させた機種がどのようなシステムやゲーム性を搭載しているのかは打ち手からすれば楽しみな部分であることには変わりないでしょう。
メーカーの創意工夫が試されている部分であり、2018年2月の規制の後はユーザーがパチンコでより楽しみやすくなることに期待したいところです。
最新コラム一覧

過去のパチンコ業界では「〇日がアツい!」といった広告を出すことができましたが、現在はイベント規制によってできなくなっています。
しかし、現在でもパチンコ店では「混雑日」などと表現を変えて、打ち手にイベント日を示唆する工夫を凝らしているのが現状です。

パチンコで獲得した出玉は景品カウンターで特殊景品に交換することができますが、この特殊景品とは一体どんなものなのでしょうか?
普段何気なく受け取って交換所に持っていく特殊景品ですが、その詳細について説明していきます。

近年のパチンコ台はアニメやゲームなど様々なコンテンツとのタイアップ機が主流となっており、ファンなどが初めてパチンコを打つというケースが多くなっています。
また一方では、社会勉強の一環としてパチンコに触れてみようと考える人もいて、パチンコ業界全体も新規顧客を獲得しようと行動している節があります。

パチンコを打っていれば、1万発や2万発といった大量の出玉を獲得するとこの上ない喜びに包まれ、その度に最高記録を目指したいと思うのではないでしょうか。
しかし連チャンはいつしか途切れてしまい、あと大当たり1回で記録更新だったのに…なんて展開を頻繁に経験していることでしょう。

パチンコ店では接客サービスを行うフロアスタッフや清掃業務を担当するスタッフなど、意外にも多くの職種の人が混在しています。
その中で気になるのがコーヒーレディで、彼女たちは店内を巡回して声をかけたりかけられたりをして、ドリンクの販売を行っています。
最新記事一覧

【スロパチステーション来店取材】
・並び:208人(抽選204人/一般4人)

【スロパチ来店for埼玉】
並び人数

【スロパチ来店for埼玉】
並び人数

【スロパチステーション来店取材】
並び人数

【スロパチガール来店S】
並び人数